- MECHANISM 専門家が解説

女性の美と健康のスペシャリスト赤澤先生に血流についてお伺いしました。

血流の悪い女性が増えています!

女性のための専用外来、「女性外来」には様々な不調で訴える女性患者さんが大勢やってきます。例えば生理痛がひどい、片頭痛が治らない、精神的なことが原因となった不調などなど。症状は様々でありながら多くの患者に共通しているのが“血流が悪くなっている”ということです。
血流の悪くなる理由は大きく分けて3つあります。

血液の質が悪いために通称:ドロドロ血になってしまうこと
血液を送り出すポンプ機能がうまく働いていないこと
血管に問題がある場合

働く女性たちは毎日の忙しさで、食生活が乱れ、不規則な生活によりホルモンバランスが崩れがち。さらに、毎日緊張した場面で交感神経優位になり血管が細くなり流れが悪くなったり、運動不足になることでそれに拍車を掛け、血流がどんどん悪くなり、むくみの原因のひとつとなってしまっているのです。

あなたの血流は大丈夫!?実感してみよう!

手順
1. 両腕を伸ばして、耳の後ろに腕が来るようにまっすぐ上にあげます。
2. このままの形で、両腕をつけ根から指先までぶるぶると振ってください。
3. 30秒くらい振ったら、腕を下ろします。指先がじんわりとして、温かくなっているのを感じます。
ジーンという感覚をなかなか感じないとしたら、それはかなり血流が滞っていると感じたほうがいいでしょう。

血流美人は素肌美人

シミやシワ、くすみに化粧のノリの悪さ、目の下のクマなど、女性に多いのが肌荒れの悩みでしょう。これらの原因も血流の悪さが関わっています。皮膚の栄養を与えているのは血液ですから、血流が悪いと栄養や水分が行き渡らず、透明感のあるみずみずしい肌にはなりません。
ポンプ機能がうまく働かない⇒血流が滞る・むくむ⇒ツヤや透明感がなくなり、肌がごわつく、肌色がくすむ、などどんどん悪循環で疲れ顔・老け顔につながっていくのです。いくら外からお手入れをしても、意味がなくなってしまいます。お肌の手入れはまず血液からを心がけましょう。

むくみ脚はセルライト増殖工場!

セルライトができるメカニズムをご存じですか?セルライトは、表皮の下にある脂肪組織に形成される、身体のいくつかの器官が正常に働かないためにダメージを受けてしまった脂肪組織です。このダメージとは食や運動以外には、『微小循環』としての『静脈』『リンパ管』『自律神経』が大切です。それぞれの流れが滞るとお互いが悪くなります。3つが要因で起きるむくみ脚をそのまま放置してしまうと、憎きセルライトを増殖させていくのです。
一度できたセルライトを落とすのは大変。美脚を目指すのであれば、むくまない脚づくりが大切なのです。

赤澤先生が教える“むくまない脚づくり”血流改善プログラム

女性にとっていつまでも健康で美しさを保つカギは血流です。
ここからは具体的に血流を改善するための、いくつかポイントをお伝えします。
●ポイントをつかんで温める
脚を冷やすことは直接的に血流を滞らせます。冷えは女性の大敵!
効果的な温め方は、内くるぶしや、大きな血管や筋肉がある太ももを温めてあげること。寝ている間もしっかり脚を覆えるものを着用し、体や手足を温めてください。ベットに入ったときに体が温かい気持ちよくほっとして体温が下がりはじめるとスムーズに眠りに入ることができ、質に良い睡眠がとれる。翌朝、起きたときにスムーズに起きることができ、前日の疲れもとれていることでしょう。
●第2の心臓、ふくらはぎを念入りにケア
寝ている以外重力は、下向きにかかっているので血液は下半身に溜まります。男性より筋肉量が少なく皮下脂肪がつきやすい女性はより血流が悪くなりやすく、むくみやすいのです。そのためには心臓に戻すポンプ機能の役割を持つふくらはぎや土踏まずを日頃からマッサージなどでケアしてあげることが必要。 なかなか自分でマッサージができない、辛いときには、代わりにふくらはぎなどにアプローチしてくれる着圧ソックスを履いて促してあげることもオススメ。むくみが軽減し、スッキリ楽になるでしょう。
●血流に良くない食品をやめる
血流改善には食事が大きく関わっています。化学調味料や食品添加物は避けましょう。また、お砂糖・果糖ブドウ糖液の摂取量を減らすことも血流改善効果がすぐ出るので気を付けてみてください。ドロドロの泥水にきれいな水をいれてもすぐきれいにはなりません。 血流も同じ。食物繊維の多い食事をとることでまず一度排出をきちんと行いましょう。
●しこを踏む形のスクワット
手順
1. 足を左右に大きく開いて膝を曲げます。お尻を後ろに突き出さないように注意。上半身はできるだけまっすぐ起こしておきます。このとき転倒したりしないように注意。リンパが集まっているそけい部をさすりながら行うとより効果的です。
2. この姿勢のまま、膝の角度が90度になるくらいまで腰を落とします。足全体の筋肉が収縮しているのを感じます。ゆっくり元に戻り、5~10回を5セット。
この形を作るのが難しい方や膝を曲げるのが辛い方は、立ったままかかとを上げ下げする簡単なエクササイズから始めてみてください。
●骨盤を前後させてつまりをとるエクササイズ
手順
1. 頭の先からかかとまで、一直線になるようにまっすぐ立ち、膝を軽く曲げます。
2. 頭と足は動かさず、お尻を上に向けるような気持ちで骨盤だけ後ろに突き出します。
3. 頭と足は動かさず、今度はお尻の中央に力を寄せるような気持ちで骨盤だけ前に出します。1、2、1、2、とリズミカルに1分間続けます。
1分間でじんわり全身の血流がよくなり体が温まります。ただし腰痛がある方は無理をしないでください。
●大笑いで腹圧の変化を味方につけデトックス
笑うことはストレスを対処する良い方法。笑っているとき、人は自然に腹式呼吸をしているため、より多くの酸素が脳に行き渡って脳の活性化につながります。笑うことによるリラックス効果でストレスホルモンを減らすことができ、さらには皮膚温度が上がって血流も活性化されるのです。
●上手なスパイスとお茶の活用
冷えの改善に効果があり、血管の若さをキープしてくれるルイボスティや血管を強化するといわれているシナモンやヒハツを食事に取り入れるのも◎。
美しい体、脚を作るためには、まずは血流から美しく。
頑張りすぎず、体の調子に自分の耳を傾け、まずは体が悲鳴をあげていることを感じてあげてくださいね。

働く女性たちへ・・・

体調が悪かったり、むくんだりしてしまうとついついイライラしてしまいます。
イライラした結果、自分が発した言葉やオーラは、鏡のように反射して帰ってきて自分もさらに不快なり、悪いスパイラルを呼び寄せてしまいます。
血流を改善するツールを知っていることで予防できることもあるので是非、心地よい体を作るツールを知って快適により輝いて新しい自分を作ってください。
過去と他人は変えられませんが、今日から気・血・水を見たにつけて血流美人作戦で好循環で幸せな人生プロジェクトを開始してください。
赤澤純代プロフィール
久藤総合病院 理事 内科医、女性医療ネットワーク 理事。
専門は、女性特有の疾患、漢方、高血圧、糖尿病、脂質異常症、アンチエイジングなど。血流・血管の中でも特に微小循環に着目し、病気になる前の「未病」の状態から生活習慣の改善などを指導する先制医療を実践。
  • 『血管の強化書 破れない!詰まらない!澄み切った血液は万病を治す』
  • 『血流美人~温め、流し、排出する この3段階で若返る!』
金沢市・金沢医科大学連携事業 女性の健康づくりプロジェクト
URL:http://www4.city.kanazawa.lg.jp/23030/
joseinokenkou/joseinokenkou.html
石川県庁 健康推進課女性の健康づくり
URL:http://www.pref.ishikawa.jp/kenkou/josei/
石川県医師会 女性の健康ハンドブック
URL:http://www.ishikawa.med.or.jp/